「越前おおの」の宝を伝え、農業をサポートします。

大野市は古くから地下水が豊富な土地で、市街地には湧水地が点在しています。現在でも地下水は多くの家庭で飲料水をはじめとする生活用水として利用されています。
昭和60年には湧水地「御清水」が旧環境庁の「名水百選」に選ばれ、平成8年には旧国土庁の「水の郷百選」、平成20年には湧水地「本願清水」が環境省の「平成の名水百選」に選ばれています。
湧水の利用は織田信長の部将、金森長近の街づくりに始まります。城下町を築き街中に町用水(用排水路)を整備しました。この町用水は他にも、消防、融雪の役目を持ち重要な役割を果たしており、江戸時代の古文書には、水の利用やゴミの投げ込みに関して厳しい規則があったと記されています。
こうして古くから「水」は「人」の生活の重要な役割を担い、そして大切に守り受け継がれてきました。




大野市は広い山地(約90%)とそれに囲まれた盆地からなっています。この豊かな森林で蓄えられた水が、4本の大きな川となって盆地の中を南から北へと流れています。
川の水は農業用水としても利用され地域の農地を潤しています。この農業に利用されている水が地下へ浸透しかん養され、地域の地下水の大きな源となっています。

しかし「水」を取り巻く環境は、自然環境の変化や開発行為などの要因からか徐々に悪化してきています。地下水位低下・湧水の枯渇・水路の汚染などの問題が起こっています。こうしたことから昭和50年代に入り行政、市民とそれぞれが水環境保全に向けて様々な取り組みを展開しています。


湧き水や地下水などに多く含まれ、水に新鮮でさわやかな味を与えますが、多いと刺激が強くなります。

主にミネラルの含有量で、水の味にコクとまろやかさを出しますが、多すぎると渋みや苦味が、少なすぎると淡白な味になります。
ミネラルの中でカルシウムとマグネシウムの量で、これらの成分が多いと硬水といって口に残るような渋い味になり、低いと軟水と呼ばれ、コクのない水となります。
水のおいしさを左右する要因となり、10~15度の水は、人に最も清涼感のあるおいしさを感じさせます。